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どんな服でもご注文をいただけば嬉しいのは当たり前なのですが、そんな中でも特に仕立屋冥利に尽きるご注文があります。
それは、新郎さんからいただくウェディングでお召しになる服のご注文です。 人生最大の晴れ舞台のひとつであり、多くの人が1回しか経験しないウェディング、そこでお召しになる服を仕立てられるというのは本当に光栄なことです。 ということで、久し振りのCustomer's Portrait、新郎さんの登場です。 幸せ一杯の新郎さんは、あのCONVERSEで企画をなさっている高瀬様です。 某、デキスギの勢井氏からのご紹介(←あ~ざす!)でご来店いただきました。 ご結婚本当におめでとうございます! 高瀬様さまがイメージなさっているポイントはこんな感じでした。 1.CONVERSEのスニーカーにマッチする「どフォーマル」じゃないフォーマルウェア 2.他に誰も作ったことが無いような個性的なフォーマルウェア 3.更に普段使いも出来れば最高 さすがはクリエイターであります! これは、気合が入ります。 ということで、高瀬様ご夫妻、勢井氏、僕で、侃々諤々のディスカッションをして方向感を見出しました。 正にビスポーク! そして、数ヶ月、完成したのが↓こちらです。 ハワイの爽やかな太陽に照らされた、爽やかかつクリエイティヴなカップル、お幸せそうですね~! ちなみにスーツはですね、デニムとネイヴィーのグログランをコンビネーションしています。 いやいや、タキシード風デニムスーツでウェディングとは! 「変態テイラー」として名を馳せている(笑)、A WORKROOMでも始めての試みでした。 しかも、そのスーツがとっても素敵、いやいや、素敵どころか、「ハワイの燦燦とした太陽の下」「スニーカーを合わせる前提」「クリエイティヴなご職業のおふたり」と三拍子揃ったらこのスーツ以外考えられない、というぐらいの完璧な仕上がり、さすがA WORKROOM、じゃなかった、さすが高瀬様!!!! そして、やはり、クリエイターなので、細部までこだわっている点にもご注目いただきたいっ! シャツは鹿の子素材のウィングカラーなのですが、このチョイスもナイス過ぎです! デニムのスーツにブロードはあり得ないし、オックスフォードでも物足りない、などと思っていたら、高瀬様は鹿の子を迷わずチョイスなさいました。 さすがの審美眼です! バタフライは、スーツの一部パーツとヴェストでメイン使用したネイヴィーグログランで村田翁が仕立てました。 ちなみに、スタッズボタンとカフリンクスもグログランでお作りしています。 ここまできたら徹底しないとね! そして、ジャケットのフロントはSWAROVSKIのクリスタルボタンで作った拝みボタンで彩りました。 ハワイの美しい太陽光を反射して、さぞかしきれいだったでしょうね! 余談ながら、拝みボタンはグログランのクルミボタンで作ったものもご用意して、普段使いの時はそちらに取り替えられるようにしています。 CONVERSEのスニーカーとの相性もばっちりであります! なかなかこの一式での普段使いは難しいかも分かりませんが、ジャケットやシャツをセパレートにしたら普段使いもしやすいと思います。 ということで、以上、手前味噌ながら100点満点のウェディング/普段兼用ウェアのご注文でした。 もちろん、この成果が高瀬様のクリエイティヴィティの高さによるところが大きいことは申すまでもありません! 高瀬様、この度は本当に有り難うございました。 そして、どうぞ末永くお幸せに!!!! ◆本日の一枚◆ Both Sides of the Gun by BEN HARPER 本日もBlues feelingを持った人の1枚、というか2枚組の内の1枚(白盤)を。 いつの間にやら大御所感すら漂い始めているBEN HARPER氏の7th(2006年作品)ですね。 個人的には2003年のDiamonds On The Insideが特に好きなのですが、これもかなり上質にして濃厚な力作です。 まず、2枚組といっても、それぞれの収録時間は約30分、1枚に仕上がることも出来ところを、曲の佇まいで、敢えて白盤と黒盤の2枚組にした訳で、そこに彼のこのアルバムに対する並々ならぬ想いが感じられます。 その想いは、セルフプロデュースというところにも現れています。 A WORKROOMに何回か足を運んでくれたことがある、そしてお買物もしてくれたことがある、JP PLUNIERさんのプロデュースも好きなんですけれどね~。 そして、豪華Box仕様のジャケットもとてもナイスです。 そんな背景を持った作品なのですが、肝心の内容も秀逸です! 今日は静謐で凛とした佇まいの白盤を聴いているのですが、これがまた素晴らしい! ↑この曲、素晴らしい名曲です! ということで、明日は黒盤イクぜ! Please join us on facebook!!! A WORKROOM official website A WORKROOM official twitter follow us! Ryoji Okada official website Ryoji Okada official twitter follow me!
by workroom
| 2011-04-12 13:18
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