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洋服屋をやっているとですね、横のつながりというのか、やっぱり洋服屋の知り合いが多くなるのです。
で、僕もいい歳なので、友人の後輩とか、同業の若者の知り合いが増える訳ですね。 そんな若者を見ていて気になることがいくつかあるのです。 完全にジジイですな(笑)。 ともあれ、今日はそんな話。 奴ら、たいがいヒゲをはやしとるんですよ。 で、「君はなんでヒゲをはやしとるの?」と尋ねてみても、「なるほど!納得」という回答をしてくれた奴が今までにひとりもいないのです。 何ででしょうね? 僕がヒゲをはやしていた時は、「変態に見えるように」という確固たる信念があった訳ですけれどね(笑)。 その後、「変態」であることの認知度が高まった数年前に剃り落としましたが。 って、なんのこっちゃ... 気を取り直して、何ででしょうね?アゲイン。 「面倒くさいから」という理由はスーパー論外として、ヒゲをはやすとオシャレに見えるとでも思っているのでしょうか? 実際にそう答えた奴がいるのでそれもひとつなのでしょう。 でも、その感覚は絶対に間違っていますよね。 結局、自分(のファッション)に自信がなくて、実際より「大きく」見せようと思っての愚行なのです、だいたいは。 そもそも、本物のオシャレってのは手間が掛かるし、感性と知識と経験(とわずかな金)がいるものでね、まだ仕事でなにも成し遂げてないような30歳前の若者が「大きく」見せようったて、本質的にオシャレな人からしたら失笑モノなのよね。 その前にやることがあるだろっ!てね。 しかも、肝心のヒゲがね、似合っている奴はほとんどいない上に、キレイに手入れをしている奴もほとんどいないし、かといって超個性的なはやし方をしている奴もほとんどいない。 そんな適当なヒゲのはやし方に手間は掛からない訳でね、それで「オシャレさんを装おう」とは何ともオシャレも浅薄に見られたものですな、と思う訳です。 そんなことよりね、しっかりと正しい磨き方で歯を磨き、顔のTゾーンの毛穴の黒ずみをきれいに処理し、ネクタイをきちんと結び、靴を艶やかに磨き、爪を整然と切って、センタークリースをしっかり入れて、眼鏡使用者はテンプルまできれに拭いて、背筋をピッと伸ばして、店に立ちたまえ! それから、例えば、店舗に勤務している喫煙者ならさ、喫煙後は必ず歯を磨き手を洗いなさい! 当然のことながら服に臭いがつかないように配慮して喫煙すること!!!! 例えば上等なホテルマンなどはそうしているはずです。 感性と知識と経験に裏打ちされた独自のオーラを出す前は何といっても清潔感が大事なのよ。 まずはそれからだ。 それすら出来ん輩の能書きは一切受け付けん!!! もちろん、独自のオーラを放つ人でも最低限は清潔にしないとね。 それが出来たら、次にたくさんの服を着るべきだね。 自分のところの服だけじゃなくてね。 15年位前に何かの雑誌に載っていたtubeの斉藤久夫さんのインタヴューを読んで感銘を受けたを今でも時々思い出す訳です。 曰く、「社会人になった頃、サラリーマン時代は給料以上の服を買っていたね。じゃないとわかんないじゃん」。 確か、こんな感じ。 う~ん、さすが!素晴らしい!!! まぁ、本当に真似をすると、15年前に実践していた僕のように金欠の塊が歩いているみたいになるからして、限度はあるけれど、心構えはその通りだと思う訳です。 だってね、例えばシューズだけれど、いろんなブランド/ファクトリーのシューズを履いた経験がないと、自分の店で扱っているシューズの良さなんてかわからないもの。 それが出来たら、洋服業界のプロフェッショナルになるべく勉強をしなければね。 この業界、己がスタイリッシュなつもりか「どうですか?この装い?」的な自信過剰野郎や「僕はこだわっています」的な自己満足野郎が多くてねぇ~。 僕は、洋服業界にいながらにしてそういう感じの連中が大嫌いなのです(笑)。 もちろん洋服屋ですからね、装いは極めて重要ですよ、でも、どんな小さな店だとしても、それは趣味の部屋じゃなくて小売店、「ビジネス」な訳だからねぇ。 そして、洋服屋じゃなくたって個性的な着こなしをしている人なんてね、街を歩いていたらゴロゴロしている訳でさ… この業界にいたら、それなりの格好するのは当たり前の話ですものね。 A WORKROOMもですね、一見僕の趣味的な店に見えて、いろいろとお得意様満足のこととかを、時として寝る間を惜しんだりしながら考えてるんですよね。 小売店のこと、服が出来るまでのプロセス、服とカルチャーの歴史なんかをね、しっかりとアンテナを張って、好奇心を持って、深く広く勉強して欲しいものです。 もちろん完璧である必要は無いと思います。 でも、「セールスポイントは?」とか「特技は?」とか聞かれて「洋服が好きなことです!」と答えるような人物になるのだけはね、止めて下さい! 貴方の周りのほぼ全員が「洋服好き」な訳で、「私は陳腐な人物で、そこがセールスポイントです!」と胸を張っているようなものだからね(笑)。 何はともあれ、安易にヒゲをはやす前に蓄えるものがたくさんあるはず、今日はそんな話でした。 以上、同業の若い諸君、よろしく! さぁ、僕もまずは清潔感から始めるか~(笑)。 A WORKROOM公式website
by workroom
| 2010-01-07 18:06
| Ryoji's Room
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