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ご存知の通り、A WORKROOMのオーダーメイドには、
いろいろとユニークなディテイルオプションがあります。 本日はそんな数あるディテイルの中から、 昨シーズンくらいから多くのお得意様が採用している スランテッド・ボタンホールを紹介します。 袖口のボタンホールは通常、 手をおろした時に地面と水平になるように開けるのですが、 A WORKROUMでは斜めに開けることをお奨めしています。 さりげなくもシャープな印象を与えてくれるディテイルです。 実はこれ、ロンドンのビスポーク・テイラーと仕事をしていた時に サヴィル・ロウの工房でよく見たディテイルです。 通常のボタンホールです。 スラントさせると俄然シャープになります! ◆本日のBGM◆ “SLOW TURNING” by JOHN HIATT アメリカROCK界の良心、ジョン・ハイアットの1988年作。 圧倒的な評価を得た“BRING THE FAMILY”の翌年の佳作ですね。 評価は高く、セールスは低く、というアルバムでしたけど・・・ まぁ、それはこの人の音楽業界でのポジションとイコールでしょうか。 ジョン・ハイアット。 カントリー&ウェスタン、ブルース、ゴスペル、ロカビリーなどなど 様々なルーツ・ミュージックへのリスペクトを散りばめながら、 美しい旋律で紡ぐ珠玉の曲の数々は、素晴らしいの一言です。 それでいて近寄り難さがまるでない、理屈抜きに心から浸れる曲、 これも彼の真骨頂のひとつです。 他にも、ユーモア精神やソウルフルな喉、ブルージーな歌詞など 魅力を挙げればきりがないのですが、やはり彼の最大の魅力は 数多くの大御所が支持していることを例に挙げるまでもなく、 その曲にあります。 その代表が前作な訳ですが、本作、そして次作も充実作です。 1995年の“WALK ON”も名盤ですね。 本作も新しいこと皆無、涙と笑いの男臭いハイアット節が満載です。 全曲いい曲ですが、敢えて言うと1、2、4、8、9、10、11、12が 個人的には好みです。 ギターにソニー・ランドレスが参加しているのも嬉しいですね。 12曲目はバディ・ガイがカヴァーしていますが、こちらも必聴です。 酸いも甘いも知り尽くしたような彼ですが、本作を発表した歳は、 今の私と同じでした・・・ 20歳前に本作を初めて聴いた時、「やたらと渋いおっさんじゃん、 いい歳のとり方してるよなぁ」とか思ったような記憶が・・・ すごい人です。 A WORKROOM公式website
by workroom
| 2007-09-17 16:36
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